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【関西バンド紹介】Tequeolo Caliqueolo


こんにちはヽ(● ´ ー ` ●)/
みなさん台風は大丈夫ですか?
Twitterで、関東方面の冠水の写真や電車の運転見合わせの掲示板の写真などを見て、とても驚いています。
外出の際は気をつけてくださいね。
関西は、先月の台風ほど被害はないようで、すっかり今は晴天です!




2014年は俺らが作ります ー

Tequeolo Caliqueolo、テキョロカリキョロと読む。インパクトのあるこの名前に、意味はないらしい。京都発、平均身長165.2cmの男性5人組ミニマム級ポストパンクバンドである。極彩色で踊るオルタナティブをテーマに、UKロックをあらゆる視点から色とりどりに昇華させたギターロックバンドだ。私の身長が高いのもあるが、物販側で出番を待つ彼らの姿を見て、小柄なバンドだなと思っていた。しかし、ステージではその小柄さを全く感じさせない圧倒的なパフォーマンス、まさに魅了された。

10月12日、京都の木屋町DEWEYにて。ヘルメットにサングラス姿の5人がフロアの真ん中を通りステージに上がる。彼らの入場スタイルだ。「前へ、前へ!」とフロアを煽るボーカルの姿に自然と足が前へ。同日開催の某サーキットフェスに対しての挑戦状を叫び、アツいステージが始まった。体が動き出すメロディーラインにノリノリのフロア。温まってきた会場をコール&レスポンスで一体感を持たせる雰囲気作りに、おおおっと思わず口に出るくらい感心した。彼らなりのHIP HOP、クールな空間を演出する1曲、フロアを歌い歩くパフォーマンス、さまざまな表情を魅せるTequeolo Caliqueoloにどんどんハマっていったのであった。ラストに演奏した”Whammy”。以前見たライブで1番印象的だったので、この日も絶対聴きたいと思っていた楽曲である。キレキレなギターから始まり、うねるようなベースと安定感のあるパワフルなドラムが支える。キーボードのキャッチ―なメロディーとともに重ねられるバランスのとれたサウンド、それをリードする高音の美声は、踊れと言わんばかりにフロアに降り注ぐ。サビでは一緒に〈 Whammy, Whammy, you 〉と声を上げたくなる。燃え上がるような30分間のステージは、勢いの冷めやらぬまま幕を閉じ、もっと魅せられたいという気持ちを残していった。

今年の聖地じゅんれい!のオープニングアクトをつとめたり、出れんの!?サマソニ、RO69JACK 13/14の審査を通過したりと着々と地盤を固めているTequeolo Caliqueolo。「関西のバンド、たくさん良いのがありますが、2014年は俺らがリードするので取り残されないように」 MCの際に言い放たれた前衛的なこの一言に震えた。この注目度の高い関西バンドシーンにおいて今後、きっとTequeolo Caliqueoloは最重要バンドになると確信した。とにかくライブを体感してほしい。私がこう発言する根拠が、前衛的な一言の根拠が、彼らの小柄な体から溢れ出しているから。


公式HP
http://tequeolo.jimdo.com/


今後のライブスケジュール
10/20@京都BLUE EYES
11/02@京都MOJO
(夜の本気ダンスとの共同企画)
11/04@天王寺Fireloop/Fireloop2001/Fireloop Studio
ALTEMA2013

RO69 JACK 13/14 一次通過アーティストページ
http://jack.ro69.jp/contest/jack1314/artist/2522

(公式HP biography/scheduleより一部抜粋させていただきました)
text by 桐木啓江

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【レビュー】『小さな生き物』/スピッツ

spitz.jpg

エア被災上等

 前作『とげまる』(2010)リリースの際も「3年ぶりの」という枕詞がついていた。普通のバンドにとってはそこそこ長い3年というタームも、今のスピッツにはしっくりくるのかもしれない。今作『小さな生き物』は、全体を通して前々作『さざなみCD』(2007)や『とげまる』のエヴァーグリーンで優しい音像をしっかり引き継いでいながらも、1曲目「未来コオロギ」やシングル曲「さらさら」、ボーナストラック「エスペランサ」など、近年のアルバムではあまり無かったマイナー感やサイケっぽさの強い曲もある。実に13年ぶりのインストナンバー「scat」などはそのまま『三日月ロック』(2002)に収録されていそう。『三日月ロック』はその前の『ハヤブサ』(2000)と共に、当時パンクバンドという出自に反してすっかり“人畜無害”扱いを受けていた彼らによる、反抗的で変革的なアルバムだ。ゴリゴリのディストーションやスペイシーなシンセの上にスピッツ謹製のけだるい微熱感がキラリと光っていたそれは、今なおファンの間で根強い人気を誇る。要は、『小さな生き物』はメロディアスさと天邪鬼さの両方を持った意欲作といえるのだ。

 『小さな生き物』の話に戻ろう。ある意味トラックよりも先立ってドキリとさせられるのが、聴き手の不意をついて現われる歌詞だ。

〈時の流れ方も 弱さの意味も違う〉(「未来コオロギ」)
〈犠牲の上のハッピーライフ 拾って食べたロンリネス/終わらない負の連鎖は 痛み止めで忘れたけど〉
(「りありてぃ」)
〈深く掘って埋めても 無くせないはずだから〉(「小さな生き物」)
(↑反射的に放射性廃棄物の地層処分を思い出す。社会派イメージの薄い草野だが、ファンクラブ会報や会員限定ブログなどではポツポツと震災や原発に関する発言をしている。THE FUTURE TIMESにもインタビューで登場していて、彼のそこらへんの姿勢についてはそこに生々しいぐらい出てます)


 ロウソクの灯のように儚くも強かな今作の歌詞の訴求力は、前作を上回っている。震災以降の現代に対する草野の繊細な実感が、かつて彼を“エア被災”と揶揄した人々を納得させて余りある写実性でもって結実したのだ。サウンドの面でも、これまでスピッツが持ち合わせてきた“優しさ”と“反抗心”の両面が反発も同調もせずに1枚のアルバムとして共存するさまは、どちらか一方だけでは空虚に思えてしまう今の感覚とシンクロしているように思えてならない。同時にそれは、それまでの道を外れないまま意欲がにじみ出てくる老舗バンドの安定感そのものでもある。
 「エンドロールには早すぎる」で80年代シティポップ・リバイバルに打ち込みを取り入れるなど(前月出たばかりの(((さらうんど)))の新譜のアプローチに似ている)、音楽シーンの流行にも敏感らしいスピッツ。今年で26年目、常に時代と連れ添って歩むその歴史はまだまだ続く。

 Text by 吉田 紗柚季 (twitter:@Rougetsu12, facebook)


スピッツ / 小さな生き物


スピッツ / さわって・変わって(参考:2002年発売『三日月ロック』収録)

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