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【レビュー】『宇宙の果てはこの目の前に』/ andymori

ネバーランドへ行ってしまうアンディへ

宇宙の果てはこの目の前に宇宙の果てはこの目の前に
(2013/06/26)
andymori

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 「ああ、僕らは置いていかれてしまった」と思った。彼らはネバーランドへ行ってしまう。僕らのプレーヤーの中で永遠になってしまう。<ネバーランドはどこにもない>なんて歌う小山田壮平の声が持つ悲しみは、ネバーランドがないことに対する悲しみではなく、時を止めて、永遠になってしまうandymoriに対する悲しみなのではないかと僕は思う。

 そう、andymoriが解散するというニュースが日本のロックファンに与えた衝撃を想像するのは容易い。常に転がり続けていた(過去形になってしまうのが本当に悲しい)だけに、簡単に分解してしまいそうな危うさと共にあったバンドではあるが、あまりにも突然じゃないかと思う。そして、ラストアルバムとなるこの『宇宙の果てはこの目の前に』がとにかく素晴らしいアルバムであることが、あまつさえそんな思いを加速させ、追いつけなくさせてしまう。
 そして改めて、小山田壮平のソングライティングの才能に驚かされる。表題曲の“宇宙の果てはこの目の前に”や“teen’s”のような壮大な曲から、浜田省吾ばりの金への贈愛の歌“MONEY MONEY MONEY”、ブルージーな“スパイラル”、ピアノのフレーズが印象的でどこかメランコリックな“優花”、など彼やメンバーのバックボーンの広さを感じることが出来るし、それだけに、まだまだandymoriが転がり続ける旅の途中にいることを、聞いた人は皆感じるはずだ。加えて、ラストの“夢見るバンドワゴン”を聞き終わったときには、「次のアルバムも楽しみだ」と思うはずだ。
 
 まあ、ともかく、今はこんな素晴らしいアルバムがリリースされたことを祝福したい。間違いなく最新の、現在進行形のandymoriが鳴らさているアルバムになっているのだから。

Text by 田中宏一郎
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