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【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.16(汐碇隼人)

こんばんは。
この”ぼくのわたしのルーツミュージック”企画も今回で最終回です!!
最後まで僕たちにお付き合いよろしくお願いします!!




GO TO THE FUTURE/サカナクション

GO TO THE FUTUREGO TO THE FUTURE
(2007/05/09)
サカナクション

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 山口一郎(Vo&Gt)、岩寺基晴(Gt)、草刈愛美(Ba)、岡崎英美(Key)、江島啓一(Dr)の5人から成るサカナクション。彼らの音楽が僕の退屈な世界を変えてくれた。「マス」という大きな波の中を変わらずして変わる。そんな姿勢で外へと挑戦し続けるサカナクションの存在は、今や日本のロックシーンにとって欠かせないものとなっているに違いない。彼らの音楽の特徴は緻密に練られた楽曲構成と文学性の高い歌詞である。また、プロモーション戦略すら一つの表現と捉え、ミュージシャンとしての在り方をストイックに掘り下げていく彼らの音楽に対する姿勢は称讃に価する。そんな彼らのファーストアルバム『GO TO THE FUTURE』は僕にとっていつまでも色褪せることのない心の中の名盤の一つである。言葉を具現化させる音楽がそこにはある。生きている人間の誰しもが抱える将来に対する不安や表現しようのない孤独、心の殻に閉じこもり鬱屈とした日々を過ごす気持ちの深層に生々しくも優しく染み渡ってくる魂のアルバムだ。聴いたことのない人も耳にしたことのある人も是非ともしっかり味わって聴いて欲しい一枚である。もしかすると、あなたの心のアルバムの中の一枚になるかもしれない。
 また、山口一郎の当時のブログ『サカナクション一路のテクノクション語録』も僕の心に大きな影響を与えたものである。このブログの中には山口自身の日常と感情の起伏とが折り重なって地層のようになっており、音楽が生み出される以前の過程をも垣間見ることができるように感じる。
生み出された楽曲だけでなく音楽ができるまでの過程、一人の人間としてアーティストたちが抱える苦悩と喜びなどにも目を向け、音楽というものの新たな聴き方や奥行きを楽しむことの大切さを僕は彼らから教わった。

Text by 汐碇隼人(@agjhp1116




ここまで読んでくださった、読者のみなさんありがとうございました!
僕たちのルーツミュージックが、誰かのルーツミュージックになったらと思っています。

ここで次回予告。なんと、、、、、
12月は今年の年間ベストアルバム企画をします!乞うご期待!!!!!

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【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.15 (竹内夢乃)

こんばんは!
音小屋大阪企画、ミュージックルーツも残り二回となりました。
最後まで、じっくりとお楽しみください!




syrup16g/Syrup16g


Syrup16gSyrup16g
(2008/01/30)
Syrup 16g

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2008年3月1日、武道館公演にて、Syrup16gは解散した。しかし、私はこのアルバムに、いや、このアーティストに解散後、出会ってしまった。中学1年生の時、私がもともと好きであったBUMP OF CHICKENのボーカルである藤原氏がSyrup16gの「delayed」というアルバムに収録されている「水色の風」という楽曲のコーラスに参加していることを知り、初めてこの「Syrup16g」という何とも言い表せない不思議なバンドと対面した。今に生きる人々を励ますような、曲の力を借りて困難を乗り越え前へと進むことができるような、強い信念を持つ楽曲がこの世の中に溢れている中で、Syrup16gのフロントマンである五十嵐氏が描く詞やメロディが造り出す楽曲は、必ずしもそうではない。弱さを肯定して、生きていることに疑問や諦めを感じ、その気持ちを隠すことなく純粋に、歌詞、旋律として楽曲に命を吹きこむ。その生々しさがSyrup16gの最大の魅力であると言っても過言ではない。このバンドと出会った当時、私の目の前には歪んだ世界が無限に広がっていた。どうあがいても周囲に認めてもらえず、ただ呼吸をすることさえも苦痛で仕方なかった。そんな時、このバンドに出会い、励ますわけでも気持ちを前向きにさせてくれるわけでもなく、ただそこにいて、一緒に「弱いことは悪いことじゃない」と歌ってくれる。音楽にはそんな力もあったのかと驚き、そして惹かれた。長くなってしまったが、私のルーツである「syrup16g」というアルバムは、「弱さを肯定する」と共に、「生きていることは辛く苦しいことではあるけれど、優しい世界は確かに在る」と手探りでも前に進もうと努力し、今までのSyrup16gには無かった、バンドの「成長」という二文字がとても顕著に表れた作品なのではないか、と私は思う。失うことは悲しいけれど、忘れたわけじゃない。彼らの音楽とこれからも、共に生きてゆこう。


拝啓。皆さま/plenty

拝啓。皆さま拝啓。皆さま
(2009/10/21)
plenty

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Syrup16gが解散したあと、私は”Syrup16gのようなバンド”をいつもどこかで求めていた。そしてある時たまたま書店で手にしたROCKIN’ON JAPAN誌に記載されていた、「曖昧な歌詞、独特なボーカル、変則的なリズムで造り上げる繊細で衝動的な楽曲は、一度聴くと音から感情へと変わる」という山崎洋一郎氏の言葉を読んで、その瞬間はまだ楽曲と対面してはいなかったのだが、「これだ!」と思った。家に帰ってこのアルバムの収録曲である「東京」を聴いた。つぶやくように、曲との距離を推し量るように響くメロディ、世界に対する劣等感と自分の中にある不透明な感情がうまく混ざり合った詞、それをボーカル江沼氏の持つ中性的な声が歌いあげる。このアルバムには、その3つの要素がどの楽曲にも存在する。やっと、出会えた。彼らは、常に新しい世界を彼らなりのやり方で切り開いていっている。ゆっくりと、しかし確実に自分たちの音楽を築いていく姿にとても憧れる。Syrup16gを終わりから知ってしまった分、私は、plentyというバンドの「成長」をこの身でリアルタイムに感じていきたい。

Text by 竹内夢乃(@69Ymeme)




ミュージックルーツ最終回も、どうぞお楽しみに!

【レビュー】『Best Wishes』/ Ken Yokoyama

We Are Fuckin' One

Best WishesBest Wishes
(2012/11/21)
Ken Yokoyama

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やっと完成した。この国のパンクヒーロー、Ken Yokoyamaの5枚目のアルバム、"Best Wishes"。今作は、3.11の震災以降に制作されたものだ。震災以降、彼の活躍はめざましいものであった。AIR JAMの復活、それに伴うハイスタ再始動、告知なしで宮古市魚菜市場で行ったパワーストック、東北フリーライヴツアー、脱原発を訴えるNO NUKESへの出演など、彼は動き続けた。しかし、その一方で、初めて曲がすんなりと書けなくなってしまう。そこで、作曲に専念するため、ライヴ活動を一時停止し、これまでにはなかったテーマを決めてからの曲作りを始めた。そこで生まれた音楽たちを聴いて、もう音という次元を越えてしまっていると思った。音楽は魂になるのだと初めて実感した瞬間であった。今作は歌詞に込められている思いの強さが、これまでの作品とは比にならない。もはや別物だ。特に2曲目”You And I,Against The World"と5曲目”This Is Your Land"は震災の影響が生々しく感じられる2曲だ。悲しみや、怒りを感じ、どうしようもない気持ちを抱く僕たちに向けられた歌詞に注目して聴いて欲しい。きっと大きな力をもらえるだろう。あの日からこの国で戦い続けた彼だからこそ、届けられるメッセージが詰まっている今作。パンクというジャンルを遠ざけている人にも聴いて欲しい。このアルバムはどんな人の心にも届くから。

Text by 青木優太(yuta_LTD

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.14(吉田紗柚季)

ルーツミュージック企画も終盤でしょうか。
皆さん何枚も書かれてますが、今回は1枚です。少数精鋭ということで…



スピッツ『三日月ロック』

三日月ロック三日月ロック
(2002/09/11)
スピッツ

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 2002年発売、通算10作目のオリジナルアルバム。現在も続く亀田誠治によるプロデュースはこの作品から始まる。
 イントロのスネアドラムのハードな乱れ打ちが鮮烈なロックチューン「エスカルゴ」、シューゲイザー的で耽美な世界観をもつ「ガーベラ」、スペイシーな浮遊感と哀愁をまとう打ち込み主体のダンスナンバー「ババロア」など、それまでのスピッツにはなかった新しい引き出しがふんだんに取り込まれた異色作といえる。この時期の草野マサムネの、深く甘い余韻をもったハスキーヴォイスも合わせて、この作品はまるで、土煙と花の匂いと宇宙空間の無機質な星の光が絶妙に混ざり合ったかのような手触りだ。このほの暗く少しざらついたタッチで描かれる世界の中では、「遥か」「旅の途中」のような“スピッツらしい”微熱感を含んだ曲もまた、プレーンでありながらエキゾチックな新しい魅力を放つ。
 今回のテーマはルーツミュージックなので、ここからはすこし個人的な話になる。筆者が高校生の時に特に衝撃を受けたのが、このアルバムの1曲目「夜を駆ける」だ。まず曲名が気に入ったこと、Youtubeにアップロードされていたライブ映像を見てなんとなく気に入ったことから、スピッツの他のアルバムと共にTSUTAYAで借りてきた。そして、その「なんとなく」はやがて、冒頭のピアノのフレーズ、歪みの効いたベースの刻み、ギターのフィードバック、ドラムのフィルイン一つ、そして歌詞、それら曲の中のすべてが綴る世界への、やりようのない憧憬に変わる。非現実的なほど美しい街灯りのきらめき、夜風に揺れる木立のざわめき、胸をギリギリと締め付けてたまらないほど静謐で儚い暗闇の中の恋の造形が、あまりにも心を捉えて離さないのだ。詞だけでもトラックだけでもない、曲のすべての要素が作り上げたひとつの物語が、猛烈に訴えかけてくる。そういう経験を、私はその時はじめて覚えた。私の場合は、このときに知った音楽への固執と情熱が、今の自分の生活の根底にいつも響いているように思う。自己紹介の記事ではいろいろな事を書いたが、大阪での音小屋に参加したのも、最終的にはそれをなるべくたくさんの人に味わって欲しいという、ただそれだけの理由だったかもしれない。

Text by 吉田 紗柚季 (Facebook, twitter:@Rougetsu12)




スピッツ / 遥か


スピッツ / 水色の街

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.13(倉成祥子)

こんばんは。倉成です。
自己紹介以来の登場、ご無沙汰しております。
ルーツミュージック企画もいよいよ終盤にさしかかってまいりました。





musiQmusiQ
(2004/12/01)
ORANGE RANGE

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「musiQ」(ORANGE RANGE)

初めて好きになったバンドは、ORANGE RANGEだったような気がする。「ロコローション」、「以心電信」、「ZUNG ZUNG FUNKY MUSIC」はCMソング、「ミチシルベ」はドラマ主題歌、「花」は映画主題歌、と、中学生の私にとって、ORANGE RANGEの音楽は常に身近にあった。「musiQ」は、ひとことで言うと、“盛りだくさん”なアルバム。収録されている19曲すべてが全く違う色をしていて、そのどれもがORANGE RANGEらしい。名曲揃いのアルバムのなかで当時最も名曲だと感じていたのは「SP Thanx」。今でも、ふとした瞬間に「導きたる明日への光~」という歌詞とメロディが頭の中で流れる。




サルビアのつぼみサルビアのつぼみ
(2006/01/18)
HOME MADE 家族、槇原敬之 他

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「サルビアのつぼみ/You’ll be alright with 槇原敬之」(HOME MADE 家族)

父が運転する車の中ではたいてい、ラジオがついている。たいていは地元の地方局である。そこで流れている曲を、聴きながら口ずさんでいることもあれば、聞き流していることもある。
「サルビアのつぼみ」を、最初のうちは何の気なしに聞き流していた。しかし、何度も耳にするうちに、知らぬ間に頭の中にこの曲が流れるようになっていた。おそらく、当時のヘビーローテーションか何かであったのだろう。思い返せば何度も聞いているのに、アーティスト名もタイトルも知らなかった。そのことに気がついた日、初めて集中してラジオに耳を傾けた。
 小学校の理科の授業の一環で育てた馴染みの深いサルビアという花の名前が歌詞で多用されていたことや、力強くも美しく歌われていたことが、なんとなくこの曲に惹かれたことの理由であるように、今は思っている。




ユグドラシルユグドラシル
(2004/08/25)
BUMP OF CHICKEN

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「ユグドラシル」(BUMP OF CHICKEN)

 既にこの企画で何人ものメンバーが挙げているBUMP OF CHICKEN。私にとっても特別な存在である。
 中学生の頃、兄弟が友人から借りて来たCD聴いているのを偶然耳にしたのが、BUMPとの出会いだった。隣の部屋から聞こえてくる曲の中で、とりわけ気になったのは、「車輪の唄」。歌詞、メロディ、そのひとつひとつがやさしく響いた。今でも、新幹線乗り場で入場券を購入するときには、すこしどきどきする。
 人生で初めてチケットを購入してライブを観に行ったのも、BUMP OF CHICKEN。アリーナツアー、ホームシップ衛星にて生の歌声・生の演奏に触れ、まさに夢心地だった。この時間がいつまでも続けば、と何度も思ったことは今でも覚えている。
 BUMP OF CHICKENへの思いやエピソードはもっともっと続けたいのだが、書けば書くほど次から次へ溢れてきていつまでも終わらない気がするので、中途半端ながら今回はここでやめておく。





次回もお楽しみに!!!

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.12(原 なつの)


こんばんは。今日のルーツミュージックを担当する原です。
今日は勤労感謝の日でしたね。
毎日働いている皆さま、いつもお疲れ様です。

今回のルーツミュージックは、少し違った視点で書き上げました。
今まで一つも出てこなかった、アニメ作品!
皆さまのルーツミュージックを考えるきっかけになれば、と思います。


音楽の原点
Tom and Jerry & Tex Avery Too!Vol.1:The 1950sTom and Jerry & Tex Avery Too!Vol.1:The 1950s
(2010/05/15)
スコット・ブラッドリー

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トムとジェリー/スコット・ブラッドリー

ルーツミュージックと言っても、一瞬で「これ!」という作品が出てこないほど、私はこれまで色々な音楽に出会ってきた。それはこれを読んでる人も、書いてるメンバーも、同じことだと思う。

The BeatlesとOasisの大ファンである父と、Led ZeppelinとPaul Youngの大ファンである母の間に生まれた私は、当然ながら毎日のように洋楽を聴かされていた……わけでもなく、わりと自分が好きな音楽を聴かせてもらっていた。

ポケモンのCDもたくさん買ったし、
ジャニーズのCDもたくさん買った。

「そんな私のルーツミュージックってなんなんだろう?」と考えた時、とある一つの音楽を思い出した。


こどもの頃毎日観ていたアメリカのアニメ番組「トムとジェリー」のBGM。それも初期のトムとジェリーだ。トムとジェリーといえば、猫が鼠を追いかける代表的なアニメなのだが、その背景には、ロックからクラシック、ジャズ、ロックンロール……様々な音楽が詰まっていた。有名な曲をアレンジしているものから、オリジナルの曲まで、幅広かった。
アニメだからと言って、BGMが粗末に扱われていることは決してない。映像に合った音楽が、素晴らしいオーケストラによって演奏されていたのだ。
映像と共に流れる愛らしい音楽は、幼い自分の耳に焼き付いて離れなかった。
20年経った今でも、映像と共に音楽が流れてくるほどだ。

ルーツというには、あまりにも原点すぎる気がするが、あの時にトムとジェリーのあの音楽を聴いていたから、知らぬ間に音楽がもたらす力を感じていたのだと思う。
母曰く、何をするにしても音楽に敏感だったこどもだったという。
それはきっと、トムとジェリーのあの音楽のおかげなんだろう。
トムがギターを持てばロックンロールが流れ、コントラバスを持てばジャズが流れる。DJをすればクラブミュージックも流れる。今思えばこどもの頃は、テレビがライブハウスだったのかもしれない。




時を越えて感じる音楽
ユグドラシルユグドラシル
(2004/08/25)
BUMP OF CHICKEN

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ユグドラシル/BUMP OF CHICKEN

そんな私もすくすくと育ち、16歳の時に一枚のアルバムと出逢った。
それは、BUMP OF CHICKENのユグドラシル。
偶然見たスペースシャワーTVで流れていた同バンドの「supernova」が頭から離れず、
TSUTAYAで借りたのがキッカケだ。
それまでロックバンドの音楽というものをあまり聴いたことがなかった私にとって、
ユグドラシルの一曲一曲は、まさに衝撃的だった。高校生という多感な時期に抱える悩みを、バンプは音楽という形で代弁してくれていたからだ。
その時に自分が欲している言葉、でも誰も言ってくれない言葉をさらりと言い放つバンプは、自分にとって本当に理想的なバンドだったのだ。バンドのサウンドを聴いたのもバンプが初めてだったので、洋楽を聴いているようで何もかもが新鮮だったのを覚えている。
歌詞だけでなく、サウンドも非常に気に入っていた。
ユグドラシルは、一曲一曲の個性がとても豊か。しかし、不思議と曲同士がお互いに認め合っている気がして、絶妙なバランスで成り立っている。
そんな聴きやすさも持ち合わせている作品だ。

高校生時代の登下校中に、何度も聴いていたユグドラシル。
今聴いてみると、高校生の時には分からなかったこと、分かったつもりでいたことが
じわじわと理解できてくる。
アルバムを通して、自分の内面の変化に気付くのは、
後にも先にも、バンプだけだろう。10年後にユグドラシルを聴くのが楽しみだ。



明日も休日、明後日も休日!(いいなぁ。笑)
皆さん、良い休日をお過ごし下さいね~。


text by 原 なつの(@natsu_notty)

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.11(桐木啓江)

こんばんは!
ギリギリセーフ、本日は桐木啓江が泣きながら(笑)精一杯書いた、過去の自分 現在の自分 未来の夢のルーツになった音楽を紹介します。
自分の愛が、読んでいただいているみなさんに伝わればいいなと思います。






① 大切なもの / ロードオブメジャー


大切なもの大切なもの
(2002/09/28)
ロードオブメジャー

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この曲に私が初めて出会ったのは、小学5年生の時であった。当時、1年後にきたる中学受験に備えるため、毎日のように塾通いをしていたのだが、その通塾に利用していた商店街で流れるUSENで耳にした。この曲といえば、卒業ソングとして歌われているが、私には人生の応援ソングである。遊びたい盛りの小学生。友達と遊ばず塾へ行く寂しさ、両親や塾の先生からのプレッシャー、受験に否定的な小学校の先生からの風当たり、幼いながらにたくさん悩んでいた。そんな中、歌詞の一つ一つが心にたたみかける。誰もが悩んで苦しんで、気付かないところで支えあっている。そして乗り越えて生きている。気付かされたのだ。
また、ロックを知らなかった私にとって、さわやかなギターフレーズ、刺激的なベースライン、脳に響くドラムのリズムはとても新鮮であった。もしかすると、算数の公式や歴史上の人物の名前よりも、ロックってすごいと考えで頭がいっぱいだったかもしれない。



②Tapestry / WEAVER


TapestryTapestry
(2010/02/03)
WEAVER

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Tapestryは、私の生活の一部といっても過言ではないWEAVERのメジャーデビュー後の初CDである。配信限定シングルのリリースが続いていた彼らにとって、悲願であったに違いない。
YouTubeではじめてWEAVERに出会った。“トキドキセカイ”という曲だ。The Piano Rockと言わんばかりの疾走感溢れる、彼らを代表する一曲である。この曲が私を虜にし、もっと彼らの奏でる音に触れていたいと感じさせた。近所に大きなCDショップがないため、大学帰りに6件はしごして、ようやく手に入れたCDを自宅に帰り封を開ける。ベッドに寝転がり聴く。自然と涙が溢れ出した。それから、辛い経験をした日、スキップしたくなるような幸せな日、特に何もなかった日も毎日毎日聞き続けた。がむしゃらさ、繊細さ、音楽の力ー Tapestryというアルバムは私に、音楽が心で"生きる"ことを教えてくれた。月日は流れ、WEAVERはTapestryから3枚のアルバムをリリースし、来年にはNEWアルバムのリリースも決まっている。これからも私を、ピアノロックを通して生活の一部として構成していくだろう。



③SUGAR TITLE / KEYTALK


SUGAR TITLESUGAR TITLE
(2011/11/09)
KEYTALK

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KEYTALKは、今ノリにノッているインディーズのアーティストである。彼らは2007年結成、下北沢を拠点にライブ中心で活動する4人組である。彼らの魅力は、ツインボーカル、くせになるギターフレーズ、四つ打ちドラムである。アルバムSUGAR TITLEはその魅力がギュッとつまった1曲である。
彼らとの出会いは、去年のちょうどこの時期だった。おもしろいバンドだから聴いてみ、とサークルの先輩に言われ、このアルバムの最後の曲のアワーワールドを聴かせてもらった。柔らかな声とするどい声、歌うようなギターフレーズに元気いっぱいな複雑な動きのドラム。なんだこのバンドは!?と感じたのが正直なところだ。しかし、聴き続けると体が動き出しそうになるリズムがクセになるのだ。KEYTALK、すごく楽しいじゃん。こんな楽しい曲をもっといろんな人に聴いてもらいたいと考えた。彼らは、所属するレーベルによるYouTube動画以外にメディア露出はほぼない。そこで考えたのだ。近い将来、私が音楽ジャーナリストとしてスキルをつけ、インディーズのアーティストを幅広く知ってもらえる何かを立ち上げたいと。今この音小屋大阪ブログで、KEYTALKをこうやって紹介したのが第一歩である。






次回のルーツミュージックもお楽しみに\(^o^)/
みなさん、おやすみなさい!


【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.10(杉村利江)

こんばんは!
ルーツミュージック企画、10回目です!




① 空に唄えば/175R
空に唄えば     (CCCD)空に唄えば (CCCD)
(2003/04/16)
175R

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テレビっ子がロックキッズになるきっかけ

幼いころ、私は音楽にあまり興味がなかった。テレビっ子だったこともあり、音楽といえば、「ジャニーズやモーニング娘。などのアイドルがテレビに出て歌うこと」。音楽=アイドルだったし、延長線上にあるCDには手を伸ばそうとしなかった。
音楽にそっぽ向いていた私が、はたと向き合うきっかけとなったのは、175Rの『空に唄えば』である。2003年にリリースされ、オリコンチャート1位を獲得するほどの人気を誇った。初めて聴いたのは、やはりテレビだったと思う。スポットライトを浴びながら、笑顔で歌うアイドルとは正反対の、泥だらけになりながら胸をかきむしるような青臭さに衝撃を覚えた。
「1度聴いただけじゃわからない。もっと聴きたい」そう思ったのは初めてだった。友達からCDを借り、毎日のようにテレビのない自分の部屋にこもっては、ラジカセの再生ボタンを押した。さらにエスカレートし、大声で歌ったりもした。ベッドの上をステージにして、飛んで跳ねて大熱唱。家族の迷惑そうな顔をよそに、そのライブは毎晩開かれた。このときに感じた、音楽をただ聴くのではなく、自分のものにしていく楽しさは、私をロックキッズに変える一因になった。


② jupiter/BUMP OF CHICKEN
jupiterjupiter
(2002/02/20)
BUMP OF CHICKEN

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隣りにいてくれる音楽

生活に音楽が欠かせなくなったのは、高校受験がきっかけである。難関校を目指して壮絶な受験をしていたわけではないが、勉強が大嫌いな私にとっては苦痛の毎日だった。助けを求めて行き着いたのは、BUMP OF CHICKENの『jupiter』。机に向かっているときも、答えが分からず問題集から逃げるときも、ずっと聴いていた。
とくに印象に残っているのは、『Stage of the ground』だ。1分間の前奏から雄大に始まり、藤君の柔らかく強い声がのびやかに響く。常に希望と夢が鳴っていて、ネガティブで自己嫌悪に陥りがちな私は何度救われたか分からない。
BUMPの楽曲の多くはリスナーを勇気づけるものが多いが、単純に頑張れと歌うのではなく、希望を押し付けるわけでもない。隣りにいて、ぽんっと肩をたたいてくれるような、まるで友達のような優しさと親近感がある。モンスターバンドとなった今なお、ライブでは飾らない4人がいて、昔からの知り合いのように再会を喜び合える。その度、これから先もずっと、彼らとともに歩んでいきたいと心から思う。


③ シンシロ/サカナクション
シンシロ(通常盤)シンシロ(通常盤)
(2009/03/04)
サカナクション

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鼓動を感じる音楽

先ほどの『jupiter』から見られるように、私にとって音楽は心の傷を治癒してくれるクスリのような存在だった。しかししばらくして、新たな顔を知る。サカナクションと出会ったからだ。
彼らの作品のなかで最初に手にしたのは、アルバム『シンシロ』。その中でも『ライトダンス』は衝撃的だった。グルーヴ感のあるクラブサウンドにのせて、日常の虚無感を歌うこの曲は、今までのように自分を支えてくれるものではなかった。だが、その魅力に病みつきになった。どこにでもあるような切なさと心地いいビートが胸に響いて、自然と体が動き出してしまう。悲しいのに、楽しい。さまざまな感情がミックスされていくような不思議な感覚に夢中になった。
ライブでは、それをより顕著に感じる。悲しみや切なさが歌われる空間で、人々は腕を振り上げ笑顔で踊るのだ。とても矛盾しているが、そこに人間らしさを感じる。生きている感じがする。だって、私たちの日常は悲しくて楽しいのだから。
サカナクションは時代を映すアーティストであり、この先の時代を背負う存在になると思う。ぜひ、多くの人に聴いてもらいたい。

Text by 杉村利江(@__youth)





残るはあと6人です。最後までお見逃しなく~!!


【レビュー】『まぼろしアンソロジー』 / ピロカルピン

“和製”ロックの新しい道

まぼろしアンソロジーまぼろしアンソロジー
(2012/11/14)
ピロカルピン

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今年5月にアルバム『蜃気楼』でメジャーデビュー、それ以前から自主レーベルで3枚のアルバムを全国流通させてきたギターロックバンドだ。松木智恵子(vo.gt.)の幻想的かつ突き進むような詞曲や少年のように潤んだ歌声、岡田慎二郎(gt.)が織り成すみずみずしくもサイケな輝きをもつギターサウンドが特色で、デビュー作からわずか半年で発表された今作は、新曲と過去曲の再録を合わせた7曲からなっている。初期衝動の光る実験的なナンバー「白昼夢」や、疾走感とあやしい熱量に満ちた新曲「火の鳥」から感じるのは、彼らがいわゆるJ-ROCKとしての堅固な“強さ”と、今までのそれらにはなかった新しい、かつ日本的でノスタルジックなきらめきの両方を持ち合わせたバンドだということだ。特に「桃色のキリン」の胸の奥をじわりと温めるシンプルなメロディ、訴求力の強い歌と詞には、日本のロックバンドとしての新しい可能性を感じてならない。

Text by 吉田 紗柚季 (Facebook, twitter:@Rougetsu12)




ピロカルピン - 桃色のキリン(Short Ver.)


ピロカルピン - セカンドアルバム『まぼろしアンソロジー』(teaser)

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.9(内田裕子)

こんばんは!
最近本当に寒いのでみなさん風邪には気をつけてくださいね!


今回は私のルーツミュージック、大切なバンドをライブ中心に2組紹介したいと思います。
私にとって大切なバンドは沢山いるけれど、この2組は特に大切なバンドです。





NicheシンドロームNicheシンドローム
(2010/06/09)
ONE OK ROCK

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“残響リファレンス“残響リファレンス"TOUR in YOKOHAMA ARENA [DVD]
(2012/05/30)
ONE OK ROCK

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ONE OK ROCK

絶対に嘘をつかないバンド

 胸に響く歌詞とメロディ。最高にカッコイイ音を鳴らすワンオクは私が初めてライブを観に行ったバンドで、その当時彼らは18歳くらいだった。5個上の彼らはすごく大人に見えたけれど、ピュアで、とにかく真っ直ぐだったのを今でもはっきり覚えている。爆発的な人気がでた今でも、デビュー当時からの彼らの音楽に対するひたむきで真っ直ぐな姿勢は1ミリも変わっていないと思う。
 それは、彼らのライブに行く度にそう思えるからだ。常に全力で、真っ直ぐなライブはいつだって私たちオーディエンスに勇気や希望を与えてくれる。「夢は諦めずに信じ続けたら、必ず叶うから」、「俺らにだって出来たからみんなにはもっとすごいことが出来る!」Taka(Vo)の放つ言葉はいつだってポジティブだ。彼自身音楽を通してポジティブになろうと一生懸命戦ってきたからこそぐっとくる。様々なレッテルを張られ、様々な困難を乗り越えてきた彼だからこそ伝えられるメッセージにはひとつも嘘がなく、胸に刺さる。今まで彼らは色んなことで傷つき、裏切られてきた。その分自分たちは信じようと、色んなことを信じ、歩み続けてきた。そんな彼らだからこそ伝えられる音楽がここにはある。
 そして、いつだってライブ会場には「ありがとう」が溢れている。ライブハウスだって、武道館だって、横浜アリーナだって、いつだってワンオクはワンオクだ。場所が変わっても、取り巻く環境が変わっても、いつだって同じ姿勢でいる。最大級に音楽を愛し、周りのひとやファンを愛し、感謝し、共に成長してきた。何よりも「この4人じゃなきゃダメだ、これからもこの4人で死ぬまでバンドをやっていく」という言葉をはっきり言えるほど、メンバーひとりひとりがONE OK ROCKを愛している彼らは無敵だと思う。最高の絆をもったロックバンドだ。
 私が今夢を絶対叶えよう、頑張ろう、と思えるのは彼らの音楽とメッセージのおかげ。ライブはもちろん、iPodのボタンを押すだけでも、最高の味方をつけた気分になれるし、勇気が湧いてくる。そんな魔法みたいな彼らの音楽、一度聴いて欲しい。きっと今より一歩先に進めるはず、今日より明日はもっといい日だ。






Jeffrey CampbellのスケートシューズでJeffrey Campbellのスケートシューズで
(2012/12/12)
BIGMAMA

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母がまた母の日を終えるまで [DVD]母がまた母の日を終えるまで [DVD]
(2012/09/12)
BIGMAMA

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BIGMAMA

最高の愛で

 ロックとバイオリン。ユーモア溢れた、しかし時にせつない歌詞。それにラウドでロックな音。思わず「カッコイイ!」と声に出してしまうほどの音を鳴らす彼ら。そんな彼らの一番の武器は常に愛に溢れていることだと思う。常に私たちを最高の愛で包んでくれるバンドだ。繊細さと力強さを持ち合わせ、そして一つ一つ雰囲気のガラッと違う曲を持っている彼らは、まるで一つの物語のような、まるで人生のドキュメンタリーのようなライブを魅せてくれるバンドでもある。
 いつだって私たちを幸せにして、オーディエンスを最高の笑顔に、時には涙を誘う彼ら。ライブに限らずDVDに映る幸せそうなオーディエンスを観ると私まで幸せになるし、思わず涙する瞬間もある。今年9月に発売されたLIVE DVD『母がまた母の日を終えるまで』では金井(Vo)を中心にドキュメンタリーも収録されている。そこには彼らのバンドに対する真剣さや彼の生き方が沢山詰まっていて、ぐっとくる場面が多くある。そして、BIGMAMAからの愛はもちろん、ファンからBIGMAMAへの愛が沢山詰まっている内容だ。ひとりひとりの笑顔、涙はもちろん、言葉にはどれも愛がある。「僕にとってのBIGMAMA、宝物です」と言っている人がいた。宝物と言えるバンドに出会えた彼も、宝物と言ってもらえる彼らもとても幸せだなと思った。私にとっても宝物といえるバンドなので、私も幸せものだと心から思う。そんな幸せな気持ちにさせてくれるのがBIGMAMAだ。
 彼らのライブに行った後は、今日のライブのこと必ず「誰かに話したい!」と思う。思わず誰かに伝えたくなるライブ。そして、大切な人を連れて行きたくなる。親友のあの子、今は遠くに住んでいるあの友達、両親にだって観てほしい、そう思う。それと当時にCDをプレゼントしたくなる。今年の母の日はカーネーションと『母に贈る歌』だったし、「あなたが産まれた誕生日は、一年で一番愛すべき日なんだよ。そんな気持ちを込めてバースデーソングを書いてみました。」という金井の言葉でもうきっと愛に溢れている曲なんだろうということがうかがえる12月12日に発売の新曲。きっとこの曲も私の大切な人にプレゼントするだろう。とにかく一人でも多くの人に聞いてほしいと思う。
 人に優しく、そして自分に優しくなれる彼らの音楽にこれからも私は愛をもらって生きていくだろう。ちょっと照れくさくなるような言葉も、彼らの真っ直ぐな言葉を聴いていたら私も伝えたくなる。Lovescapeお決まりの言葉、「世の中だいたいお金で回っていますけど、せめて今だけは愛で地球を回してみませんか!」と。






いかがだったでしょうか?

少しでも気になったり、想いが伝わったら嬉しいです。
本当に素敵なバンドなので、ぜひ聴いてみてください!!

次回もお楽しみに!!

text by 内田裕子 (yuuuuco109)

【ライブレポ】オオサカナイト vol.7

オオサカナイト vol.7
2012/10/26 @北堀江 club vijon

 10月26日北堀江club vijonにて、サカナクションの楽曲メインのDJイベント「オオサカナイトvol.7」が行われた。深夜0時を迎える頃、ぞくぞくとオオサカナイトキッズが集まってきた。前売りチケットは既に完売しており、泣く泣く今日の参加を断念している人もいたようだ。7回目をむかえるこのイベントの人気をひしひしと感じながら、この場に臨んだ。
 サカナクションに限らず、いろんなジャンルから攻めてくるこのイベントでは、多くの参加者が新しいお気に入りの音楽に出会ったことだろう。序盤はビール片手に静かにのっていた私だったが、気づけばターンテーブル前で汗をかいて踊っていた。「サカナクションが、音楽が、好きだ!」というアツイ気持ちがぶつかりあって、それはそれは素敵な空間だった。フロアがまるでライブハウスになったかのような、そんな絵が脳裏に焼き付いている。DJブースとステージのバックに設置されたモニターには、ナイスなセンスの映像と、Twitterのハッシュタグ機能を利用してお客さんのツイートが流された。会場もすっかりあたたまった頃、ゲストバンドKANA-BOONによるライブがスタート。キレのある演奏とゆる~っとしたMCで会場を魅了した。「彼らのライブをもっと見たかった」という、充実感と物足りなさの両方を残したところで、主催者側からシャンパンが振る舞われ、それぞれが思い思いにお酒と会話を楽しんだ。
 イベントも終わりに近づき、会場のボルテージも最高潮になってきたところで、DJ SHIGEによる「サカナONLY TIME」。サカナクションはクラブの独特な雰囲気によく似合うということをここにきて再確認した。たくさんの人と一緒に聴く音楽は、どうしてこんなに美しいのだろう。同じ曲を口ずさみ、目を合わせたら、以前から友達だったかのように笑い合ってくれる。風営法により、さまざまな活動が制限されている今だからこそ、何も怖くない、だれも悪くない、ただ幸せだけにあふれた空間があるということを、ぜひ知っていただきたい。
 次回、大阪での開催は年明けとのこと。楽しさはもちろん保障するが、チケットがとれるかは保障できない。



オオサカナイト ブログ http://osakanaction.jugem.jp/
オオサカナイトツイッター @osakanaction

なお、今回のセットリストに関しては、ブログに公開されている。

Text by 泉井 麻由 (twitter @ijui_mayu)

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.8(清水夏海)



本企画も早くも折り返しになりました〜。
しかし、まだまだ続きますので逃さずチェックしてくださいね^^

今回は、自分のルーツでもあり、今でも大好きなアーティストに出会った時の作品を紹介します。





1.CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection
 CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection/スピッツ

CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single CollectionCYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection
(2006/03/25)
スピッツ

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CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single CollectionCYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection
(2006/03/25)
スピッツ

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 自己紹介をする時、「私は音楽が好きです」と言うようになったのは、この作品に出会ってからだ。また、曲やアーティストにまつわる、出来る限りすべてのことを知りたいという気持ちになったのも。だから私は音楽雑誌を手に取るようになったし、将来その道を目指そうと思うようにもなった。それほどに、スピッツの紡ぎ出す音や草野マサムネの表現する世界は魅力的である。2、3度聴けば一緒に歌えてしまうような覚えやすいメロディ。繊細で丁寧だったり、ずっしりと骨太だったりするサウンド。どこかに必ず核心に迫ったフレーズがはめ込まれている歌詞。透き通っていて心地のよいヴォーカル。そんなところが好きだ。彼らに出会った中学2年生の頃から、ずっと変わっていない。
 2006年にリリースされたこの2枚は、A面の曲だけを集めて発売年順に並べた、とてもシンプルなシングルコレクションである。だからこそ、木の葉がゆっくりと色づいていくような、彼らの微妙な変化――サウンドだったり、詩の表現だったり、草野氏の声質だったり――を感じ取ることができる。『ロビンソン』や『スターゲイザー』など、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう曲も収録されているので、これからスピッツを聴き始める人にもお勧めしたい。デビューから15年間のスピッツのキャリアを、余すところなく楽しめるアルバムとなっている。



2.changes/Base Ball Bear

changeschanges
(2008/05/08)
Base Ball Bear

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 彼らとの出会いは、この曲がリリースされた直後のミュージックステーションだった。それ以前から、某音楽雑誌で名前を見かけてからずっと気になっていたのだが、この時に初めて音を聴いた。翌日、これを買いにCDショップへ走ったことは、今でもよく覚えている。のちに色々と知って行くうちに、小出祐介の描き出す世界にもだが、彼自身に共感する部分がたくさん見つかった。Base Ball Bearが自分とは切っても切れないバンドなるまでに、時間はかからなかった。
 『changes』が彼らのターニングポイントになったのは、過去の作品を聴けば分かるだろう。この曲で対峙しているのは、少年少女たちでも、夏でも青春でもない。過去の自分を捨て、“新現実”へ立ち向かって行こうとしている、生身の“自分自身”だ。それまで、「誰かの物語」を歌っていた彼らが、「自分の内面」を鳴らすようになったのだ。Base Ball Bearというバンド自身が、一皮も二皮も剥けたことを示したナンバーと言っても過言ではないだろう。カップリングの『SUMMER ANTHEM』は、アルバム『十七歳』の空気を受け継いだ爽やかなサマーチューン、『FICTION ONCE MORE』は、ダブサウンドに生々しい歌詞が乗った変則的な曲である。3曲とも毛色が全く違い、彼らの引き出しの多さを見せつけられる。しかも、最後にはカウントダウン・ジャパンで披露されたライブ音源、『ドラマチックとエレサマ』まで収録されている。全4トラックで25分越え。彼らに魅せられるには、十分すぎるボリュームだ。

Text by 清水夏海(@Spmpm72





次回はどのアーティストのどの作品が紹介されるのでしょうか?
お楽しみに〜♪

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.7(石川瑞萌)

こんばんは!
今日もルーツミュージック特集やっちゃいますよー!

ルーツ…というより、
私にとって大切な2つのアーティストの音楽を紹介します。




1.BUMP OF CHICHEN/ダイヤモンド
ダイヤモンドダイヤモンド
(2000/09/20)
BUMP OF CHICKEN

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BUMPの音楽は、背中を押してくれるときもあれば、人に言えないようなモヤモヤとした孤独感や悲しみを言葉にして、大丈夫と支えてくれたりする。彼らの音楽に出会っていなければ、今の自分はなかっただろう。何度も何度もBUMPの曲に励まされて、前を向いてきた。まりこさん同様、(前回の記事参照)わたしにとってもそのくらい衝撃的で、出会いに感謝したいアーティストだ。このシングルはBUMPの記念すべきメジャーデビュー1作目で、私が初めてBUMPの音楽を聴いた曲。改めて今聞き直してみると、若い頃のBUMPだからこそ出せるグルーブ感や歌詞であると思う。アルバムを順に巡っていくと、BUMPの4人のサウンドや歌詞が変化していくのを感じられておもしろい。30歳を過ぎた彼らの歌詞の本当の意味は、学生の私にはまだ分からないかもしれない。年齢を重ねるにつれ、彼らの歌詞の意味を理解できる日が来るのが楽しみだ。
act I 【初回生産限定盤】 [DVD]act I 【初回生産限定盤】 [DVD]
(2009/04/01)
9mm Parabellum Bullet

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2.9mm Parabellum Bullet/actⅠ

9mmは私にライブの楽しさを教えてくれたバンドだ。
初めてこのDVDを見たときは、その飽きることのないライブパフォーマンスに圧倒された。9mmはサウンドだけでなく、ライブもとにかく激しく、ギターの滝さんにおいては、楽器を放置して踊り狂ったり、どこかへ登り始めたり…笑 そんなカオスの中でも演奏はしっかりとしていて、激しいパフォーマンスを含めてはじめて一つの曲が完成するように思えた。この常に攻めの姿勢のライブに終始興奮が止まらず、その勢いで初めて9mmが出演する地元の夏フェスに足を運んだ。そこで知ったのは、パワフルなライブを全身で感じて、その演奏に応えるアクティブなライブの楽しみ方があり、それがロックバンドのライブだということだった。(楽しみ方は人それぞれだと思います)そして、全身で音楽を感じることやみんなと1つのことを共有するライブの空間が、最高に楽しいものだと気付いた。9mmに限らず、ロックバンドのライブはオーディエンス側も激しいことが多く、怪我をすることもあれば、酸欠で体調が悪くなることがあるかもしれない。しかし、そんな激しい中でも音が鳴りはじめれば、全く知らない人と友達のように大好きな音楽を共有して、笑い合える。最高の空間ではないだろうか。私はその空間で、これからも大好きな音楽をたくさんの人と共有し、アーティストのメッセージをダイレクトに感じたいと思っている。

Text by 石川瑞萌




前回の記事を見た方、驚きましたか?(まだ見ていない人は前回の記事へGO!)
なんと、前回のまりこ姉さんと私のルーツミュージックがモロ被りだったんです!
2つも被ると、なんだか親近感わいてきます。(笑)
9mmもBUMPも多くの人から愛されている証拠ですね♪

次回もお楽しみに!

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.6 (渡邊まりこ)

こんばんは。
今日で6回目となるルーツミュージック企画。
我々音小屋大阪メンバーのルーツミュージックを見てもらうと、その人の人となりが現れていると思いませんか?
私は思わずにやにやとしながら読まさせてもらっていますよ♪

さて私はどのような人に見られるのでしょうか。
それもまた楽しみであります。
ではでは早速今日もルーツミュージックの紹介にいきたいと思います♪




①jupiter/BUMP OF CHICKEN (2002)

jupiterjupiter
(2002/02/20)
BUMP OF CHICKEN

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私にとってはまさに音楽の原体験!
出逢ったのはまさかの2008年。私にとって遅かりし音楽の春の到来でした(当時21歳)。
BUMPは今やコアな音楽ファンのみならず幅広く世に受け入れられているバンドかと思われます。ですから私がここで、ここに収められている楽曲を紹介することに意味はあまりないのかもしれません。素晴らしい音楽がここにある、というのは周知の事実でしょうしね。しかしここでどうしても言いたいのは、このアルバムが発売された2002年に(当時私は15歳)このアルバムを聞けていたなら、私の人生はもっと変わっていたかもしれない、あの時の自分を掬えていたかもな~ということ。そして同時に、出会いは遅かったけれども彼らの音楽に、そして音楽という存在に出会えて本当に良かったと、心から感謝した一枚でもあるということです。それくらい私にとって衝撃的で、音楽に目覚めさせてくれた大切な一枚なのであります。。
万が一未聴の方がいましたら、この一枚はあなたの日常にそっと寄り添いながら、夜を照らし続ける大切な恒星になってくれると思います。なんてクサいですか?笑)でも本当ですよ。


②CHRONICLE/フジファブリック (2009)

CHRONICLE(DVD付)CHRONICLE(DVD付)
(2009/05/20)
フジファブリック

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2009年ロックインジャパンで偶然見たフジの「銀河」。
ライブ初見でこんなにも耳に残る歌に初めて出逢った私は、家に帰ってYoutubeでフジの歌を検索しまくったのであります。フジの存在が気になり、近くのCDショップに訪れました。そこにたまたま一枚だけ残っていたフジのアルバムがCHRONICLEでした。
Youtubeで聞いていた曲達とはまた少し印象が異なり、軽快なメロディーに素直な感情を吐露するような歌詞が並ぶこのアルバム。不意打ちをくらったような気分でした。
このアルバムはフジの中でも異質な存在のものかもしれませんが、私は特に好きなアルバムの一つです。
頭上に犬を乗せ、ちらりと表情をこちらに伺わせる志村さん。そして、そこに打たれるCHRONICLEの文字。今まで隠れていた彼の素の部分の変遷がちらりと垣間見える一枚なのではないでしょうか。



③actⅠ/9mm Parabellum Bullet (2009)

act I 【初回生産限定盤】 [DVD]act I 【初回生産限定盤】 [DVD]
(2009/04/01)
9mm Parabellum Bullet

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9mmのライブは本当にすごい!と私は断言します。9mmのあの演奏中の動き。初めてあの動きを見た際、私は呆気にとられていたものです。しかし、実はあの動き、とっても曲の表情を現していると思いませんか?
このactⅠに収められている暁の野音のライブ映像でも、9mmはステージを縦横無尽に駆け回りながら、爆音で楽器を鳴らし、全身をつかって曲を体現しているように思えるのです。そこから伝わるものに私は大きな感動を得たものです。いや~最後はもう本当に圧巻です。
いつかのライブ中に卓郎さん(Vo.gui)が言っていた、「隣の人がこうした(グーのこぶしを突き上げるポーズ)からといって、あなたもそうする必要はないと思う。感じたままに。もっと自由に。」という言葉(若干私の脳内で変換されているかもしれませんが)は、9mmの曲への向き合い方そのものだと思うのです。
それ以来その言葉は私の中で曲の聴き方のモットーになっています。



曲の思い入れがどれも強く個人的な感想になっているかもしれませんが、曲への愛情が伝われば幸いです。
そしてそれをきっかけにあなたにも曲を聞いてもらえたら、もっと嬉しいです。
では次回のルーツミュージック特集もお楽しみに!
私も楽しみに待っています♪





【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.5(肥塚雅裕)

こんばんは。今日で「ぼくのわたしのルーツミュージック」も5回目。
今回は僕のルーツというか、大好きなアルバムを三枚紹介したいと思います。






①オーロラ/NICO Touches the Walls

オーロラ(初回生産限定盤)(DVD付)オーロラ(初回生産限定盤)(DVD付)
(2009/11/25)
NICO Touches the Walls

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 夢、希望。 そんな淡くて儚くて脆いモノを歌っていく覚悟を決めたこの4人は無敵だと思う。
NICOがやろうとしてるのはロックとかJ-POPとかそういう範疇を飛び越えて、愛される 日常に寄り添う音楽だ。その序章となり得るのがこのアルバムだろう。
王道の中に随所に垣間見える渋さが本当にカッコいい。


②POP LIFE/RHYMESTER

POP LIFE(初回生産限定盤)(DVD付)POP LIFE(初回生産限定盤)(DVD付)
(2011/03/02)
RHYMESTER

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 キングオブステージことRHYMESTERが去年リリースしたアルバム。
それまでヒップホップにはあまり興味がなかったがこのアルバムはホントに何周も何周も聴いた。
普段、言葉にできそうでできないあのモヤモヤを彼等は歌に、ラップにして代弁してくれる。
そして、ありのままの君が 輝いてる と繰り返してくれる。 自分の心を奮い立たせてくれるアルバム。


③Mutemath/Mutemath

MutemathMutemath
(2006/10/10)
Mutemath

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 僕が世界で一番カッコ良いと思うロックバンドMutemath。
サマソニやフジロックを毎年チェックしてる人ならお馴染みの名前だろう。
ちなみにアメリカのバンドである。
Mutemathの音楽は実験的というかポストロック的なアプローチが多いのだが、それでいてスゴくメロディアス。なんというか、 初めて聴いたタイプの音楽なのに聴きやすい! というか。
Mutemathはこれまで3枚のオリジナルアルバムを出しているのだが、
ホントに全て素晴らしくて、最強で、選べなかったのでファーストアルバムを今回は挙げた。
そしてなんといってもMutemathの真髄は圧巻のライブパフォーマンス。
気になる人はライブDVDも出ているのでそちらもチェックして欲しい。


Text by 肥塚雅裕(@honjuras)

【ライブレポ】LOSTAGE presents 生活2012

LOSTAGE presents 生活2012@梅田CLUB QUATTRO 2012/10/27

UHNELLYS
THE★米騒動
Seb Roberts & The Bad Teeth
THE NOVEMBERS
skillkills
LOSTAGE

 このイベントは奈良県在住バンドLOSTAGEが2010年から開催、今年で3回目を迎えるイベントである。昨年一昨年とは会場を新たにし、今年は梅田に移転したクラブクワトロで行われた。まず言及しておきたいことは、今回のラインナップについてである。おそらく会場にいたほとんどの人がライブを初めて見るバンドが1つはあったと思われる。実際LOSTAGEのMCで「今日のバンドみんな知ってた?」という問いに会場は沈黙していた(LOSTAGEのMC独特の空気のせいもあるが)。私自身も、過去のメンツと比べてネームバリューには欠けるのではないかと疑問を抱いていた。しかし、トップバッターUHNELLYS(ウネリーズ)のライブが始まったとき、その疑問は払拭された。
 ヴォーカルkimによってリアルタイムサンプリングされたバリトンギター、トランペットのフレーズと、そこに的確に合わさるドラムスmidiのリズムが絡み合い、2人編成とは思えない分厚いアンサンブルを形成したUHNELLYS。ラップともとれるヴォーカルスタイルも相まって閑散としていたフロアに熱が帯び始める。そのフロアを轟音で昇天させたのがTHE★米騒動だ。転調に次ぐ転調、突如として耳を劈くファズサウンド。少々轟音に頼りすぎる面は否めないが、10代の溢れんばかりの感情を斜め上から撃ち落とされた。その後のSeb Roberts & The Bad Teethはセブ(from CRYPT CITY)の世界観をもろに体感。アメリカのアンダーグラウンド直結の未体験なサウンドにオーディエンスが唸っていた。圧巻だったのはTHE NOVEMBERS。特にギターのケンゴマツモトが振り切ったパフォーマンスをしており終止フロアを釘付けにしていた。ヴォーカル小林祐介も次第に狂気が宿っていき、混沌と幸福感に満ちあふれたステージングを見せてくれた。その空気を180度覆してしまったskillkils。アヴァンギャルドでダンサンブルなサウンド。でたらめなのか本当なのかわからないヴォーカル。正確に変拍子を捉えてリズムを離さないベースとドラム。フロアには踊り出す人がちらほら。まったくもってしてやられた。
 そして、オーガナイザーであるLOSTAGEが満を持して登場。ライブは最新作『ECHOES』の1曲目”BROWN SUGAR”からスタート。ツアーを通してさらに肉付けされた曲たちは、オーディエンスたちを沸点へ押し上げるには充分な火力だ。新旧曲織りまぜたセットリストでダブルアンコールにまで応え、堂々とイベントを締めくくった。途中、MCで口を開いた五味岳久は今の日本のシーンにおける自分たちの位置、音楽に対する思いを語った。奈良県で音楽を作り、CDを作り、現在はレコードショップを設営予定だという。「こちらから動かなきゃ音楽は死ぬ」五味岳久はそう語った。
 我々のアクションが音楽を生かす、そして、殺す。そして生活が続く。今回このイベントは集客集から見れば成功とは言い難いかもしれない。しかし、そこにいた人間には、彼らの生活には、これからも音楽が宿るに違いない。五味岳久の熱い音楽への思いに、思わず「おれもそう思う」と声を上げた私がそこにいた。

written by 田中宏一郎(@tanakou_INM)

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.4 (田中 宏一郎)

こんばんは。ルーツミュージック特集第4弾です。
今回のルーツミュージックは洋楽です!




Definitely MaybeDefinitely Maybe
(2009/04/07)
Oasis

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 このアルバムは私が自分で購入した初めてのCDである。「今夜おいらはロックンロールスターだ」という歌がすんなり歌えるのは、この地球上にリアム・ギャラガーしかいないと私は思う。今では聞くことは出来ないであろう、リアムのファルセットが聞けるのもこのアルバムの楽しみか。
 アルバムとしての完成度は非常に高いと言えるだろう。ノエル・ギャラガーのソングライティングが若い頃から花開いている(もちろん現在も)。ロックンロールの王道を外さず、サイケデリックなオーバーダブ、艶やかで力強いヴォーカル、ちょっともたついたドラムと、どの曲もくせになることお墨付きだ。今なお聞く者を魅了する普遍性は彼らの今後の大成功をすでに物語っている。
 そして私の人生を決定づける大切な曲が“Super Sonic”
SupersonicSupersonic
(1999/08/02)
Oasis

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である。その歌詞に登場する「おれはおれでなくてはならない。(I need to be my self)」という言葉に私はノックアウトされた。このアルバムを購入したのが小学生の終わりかと思う。今にして思えば何という小学生だと思うが、その瞬間から私が私になろうとしたのかもしれない。そういう意味でも私のルーツはこのアルバムである。

Text by 田中宏一郎



いかがだったでしょうか?
まだまだ続くのでお楽しみに!

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.3 (須藤千尋)

こんばんは。
隔日で音小屋大阪のメンバーがルーツミュージックを紹介する、
『ぼくのわたしのルーツミュージック』の3回目。
ルーツミュージックと言えるものか微妙な線ではありますが、
私にとって大切な2枚を紹介します。




①JAMBOREE TOUR 2009 ~さざなみOTRカスタム at さいたまスーパーアリーナ~ / スピッツ(2009)

JAMBOREE TOUR 2009 ~さざなみOTRカスタム at さいたまスーパーアリーナ~(初回限定盤) [DVD]JAMBOREE TOUR 2009 ~さざなみOTRカスタム at さいたまスーパーアリーナ~(初回限定盤) [DVD]
(2009/11/04)
スピッツ

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 私がスピッツを意識して聴き始めたのはシングル『君は太陽』(2009)リリース時だ。その頃まで全く耳にしたことがなかった訳ではない。母が運転する車の中では『スーベニア』(2005)がかかっていたことや‘‘スターゲイザー’’、‘‘正夢’’、‘‘春の歌’’などがテレビから流れていたことははっきりと覚えている。そこから何年か経って、2009年のタイミングでスピッツに魅せられた。当初、私は草野マサムネ(Vo&Gt)のどこまでも透き通っていてセンチメンタルを感じさせる歌声と聴き手の想像力を掻き立てる歌詞がとにかく好きだった。
 そんな私を変えたのがこの1枚だ。このDVDはスピッツの作品の中で初めて購入したものだ。スピッツのライヴを今まで観たことがなかった私は、それを観て衝撃を受けた。ゆらゆらと揺れながら伸びやかに歌う草野マサムネを中央に、ステージを動き回り、ジャンプしながらも安定した音を鳴らす田村明浩(Ba)、その田村とは対照的にあまり動かないながらも流れるようにギターを弾く三輪テツヤ(Gt)、笑顔でスピッツのグルーヴを取りまとめるようなドラムさばきをみせる崎山龍男(Dr)がそこにいた。スピッツの音楽は4人で鳴らされていて、1人でも欠けるともう鳴らすことができないものだということを痛感した。バンドの良さを感じた1枚だ。

②ファンファーレと熱狂 / andymori(2010)

ファンファーレと熱狂ファンファーレと熱狂
(2010/02/03)
andymori

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 スピッツのファンクラブの会報で草野マサムネが紹介していたのがきっかけで興味を持った。私の敬愛するアーティストが良いと言っているので気になって、他に紹介されていたものも含めてYouTubeでチェックした。その時、他のアーティストには特に惹かれなかったのだが、andymoriの“CITY LIGHTS”は何となく繰り返し聴くようになり、『ファンファーレと熱狂』を購入するまで至った。この作品がルーツ、というよりかは、andymori自体が私にとって、様々な音楽と出会うきっかけになった大切なバンドである。andymoriをきっかけに音楽雑誌を買うようになってから、他のアーティストも色々とチェックするようになった。それで好きになったアーティストがいくつかいる。
 また、andymoriを初めて観た浜松の窓枠でのライヴで、その圧倒的な輝きと美しさに魅了されてから、持っていなかった作品を全て購入し、ライヴDVDを毎日観るという日々を過ごしたのは良い思い出だ。スピッツももちろんだが、今では、彼らの音楽は私の生活の中に深く根付いていて、取って代わることのできない、かけがえのない存在になっている。

Text by 須藤千尋(@hiros_3373)

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.2 (青木優太)

こんばんは。
前回から始まった『ぼくのわたしのルーツミュージック』の2回目!!
今回は僕のルーツミュージックを紹介したいと思います。
5枚上げるつもりでしたが、分量が多すぎたので邦楽サイドから3枚厳選させていただきました!(笑)




① Stompin' On DOWN BEAT ALLEY/東京スカパラダイスオーケストラ (2002)

Stompin' On Down Beat Alley (CCCD)Stompin' On Down Beat Alley (CCCD)
(2002/05/22)
東京スカパラダイスオーケストラ、奥田民生 他

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僕が初めて音楽を意識するようになったのは、このアルバムに出会ってからだ。東京スカパラダイスオーケストラ。知らない人もいるかもしれないが、バラエティやCMなどで頻繁に使用されているので、誰もが一度は聴いたことがあると思う。彼らは東京スカというジャンルを築き上げ、日本だけでなく世界中で愛されている最高にクールなバンドだ。僕もあんな男になりたい。今作は、茂木欣一が正式にメンバーとなって初めてのアルバムであり、SKAだけではなくROCK、JAZZ、SOULなど様々なジャンルを彼らなりに消化しきった傑作である。今では恒例になっている歌モノ3部作が収録されるようになったのも今作からである。このアルバムには、田島貴男、チバユウスケ、奥田民生という豪華なメンツが揃っている。当時、小学生だった僕は、彼らが誰かも知らずに毎日のようにまねして歌っていたことを覚えている。初めて友だちに勧めたのもこのアルバム。どんな返事が返ってくるかどきどきしたことも覚えている。僕のまさに原点と言えるアルバムである。

②ワールド ワールド ワールド/ASIAN KUNG-FU GENERATION (2008)

ワールド ワールド ワールドワールド ワールド ワールド
(2008/03/05)
ASIAN KUNG-FU GENERATION

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これまでに僕が一番聴いたアルバムである。アジカンはアニメの主題歌を手がけることが多かったので、小学生の頃から馴染み深いアーティストであった。しかし、中学生になるまでアルバムを通して聴いたことがなかった。今でも毎月欠かさずに買っているROCKIN'ON JAPANも今作のインタビューを読みたくて買ったのが始まりだ。朝読書のときに、これをどや顔で読んでいたことを覚えている。今作は、鋭いサウンドと歌詞、それでいて優しいメロディ、そして『世界』という圧倒的な世界観。それまでのアジカンの集大成と言える名盤である。また、現代社会に刺さる歌詞が数多く散りばめられており、後藤正文のソングライティングの分岐点とも言えるアルバムでもある。特に、ラストの『新しい世界』は圧巻だ。ここから、本格的にROCKにのめり込むようになる。

③BEAUTIFUL/毛皮のマリーズ (2008)

ビューティフル / 愛する or dieビューティフル / 愛する or die
(2008/12/03)
毛皮のマリーズ

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僕の青春を共にしたバンド、毛皮のマリーズ。初めて彼らのライブを観たのは、浜松窓枠でのTHE BAWDIESとの対バンであった。そもそも『BAWDIES来るから、一緒に行こうよ!』と、友人から誘われ、行くことになったライブ。それまでは、名前を聞いたことがある程度のバンドであった。一応、行く前にTSUTAYAでレンタルしたものの、良さが分からず。しかし、一気にその印象は崩れ去ることとなった。毛皮のマリーズがステージに登場した瞬間、恋に落ちたのだ。まさに一目惚れ。格好良すぎたのだ。演奏のスタイル、メンバーのルックス、圧倒的なパフォーマンス、彼らのすべてに痺れた。そして、そこで聴いたビューティフルに涙を流した。ライブで泣いたのは初めてであった。決して演奏がうまいわけではないが、観るものすべてに衝撃を与えたバンド、毛皮のマリーズ。彼らの魂は僕の中で今も生き続けている。

Text by 青木優太(@yuta_LTD




自分も楽しみなこの企画。気になるものがあったら迷わず、聴いてみてください。
ひょっとしたら、あなたのルーツミュージックになるかもしれませんよ。

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.1 (泉井麻由)

新企画スタート!

「ぼくのわたしのルーツミュージック」と題しまして、メンバーのルーツとなった音楽をディスクレビューしよう!、という企画!11月は隔日更新で皆様にお届けします!10代20代のわたしたちのルーツミュージック、あなたにとっても懐かしい1枚が飛び出すかもしれません。



まだお散歩の途中

ether / レミオロメン (2005)

ether[エーテル]ether[エーテル]
(2005/03/09)
レミオロメン

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リリースから約7年、ボーカル藤巻亮太の歌声からも歳月が流れたことが感じ取ることができる、レミオロメンのメジャー2nd Album「ether」。名盤との呼び声の高い本作は、すっかり日本のポップロックバンドという位置に立つレミオロメンの、ロックからポップロックへの移行の様であると私は捉えている。今のレミオロメンを理解するうえで欠かせない1枚であるとともに、ロックファンからもお茶の間からも受け入れやすい作品であるといえよう。収録されている「3月9日」は「1リットルの涙」の劇中歌として再び注目を浴び、レミオロメンの最大のヒット曲「粉雪」と共に彼らの眠れる名曲として世間に知らしめた。そして、今や卒業ソングの定番となり、老若男女問わず親しまれている。
この「3月9日」を含め、「モラトリアム」「春景色」は、彼らが本来持つ3ピースの力が成した作品である。その反面、今となってはレミオロメンらしさともいえる、ストリングスやキーボードを多様に使用する楽曲が本作には散りばめられている。ただ、ここでは、近年の彼らの楽曲とは違い、あくまでもキーボードやストリングスは効果的な使い方が主であり、軸となるレミオロメンのロックはメンバー3人によって、色濃くかき鳴らされている。3ピースのバンドが持つ爽やかさは、ほかの楽器が加わっても変わらない。キーボード、チェロ、ヴィオラ、バイオリンを用いて、今までのレミオロメンとは違うサウンドで幻想的なメロディーで始まる「春夏秋冬」は、途端にギターがかぶさって、だんだんと日常的なところに引き戻される。美しい季節の色が言葉と音とともに迫ってきて、包み込まれていく。日本語を巧みに利用して季節や宇宙、自然と私達の日常とをリンクさせる、それが直球のラブソングに、自問自答の唄になり、誰しもが藤巻亮太のソングライティングの素晴らしさを目の当たりにすることだろう。変化し続けて、一度立ち止まったレミオロメンが今度はどう歩き出していくのか。私は何年でも待とう。

Text by 泉井 麻由 (twitter @ijui_mayu)

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