スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【レビュー】『アンデスの街でこんな夜はHOT HOT HOT!』/ The SALOVERS


青春はHOT HOT HOT!に突っ走るしかねぇ!!!!


アンデスの街でこんな夜はHOT HOT HOT!(初回生産限定盤)(DVD付)アンデスの街でこんな夜はHOT HOT HOT!(初回生産限定盤)(DVD付)
(2013/07/31)
The SALOVERS

商品詳細を見る

“HOT HOT HOT!”のイントロの乾いたギターサウンドと<丸く丸くなりたくない トゲトゲしく生きていたい>というフレーズを聴いた瞬間、馬鹿ばかりやっていた中学時代の夏休みを思い出した。平和な日常生活を送ることが大っ嫌いで、常に周りの奴らとは違うことがしたくて、無茶なことばかりをしていた、あの夏休み。<無理をしている>になぞらえて無茶なことばかり(高所恐怖症の藤井(Gt)はバンジージャンプに、カナヅチの小林(Ba)は海にダイヴなど、メンバー各々が無理をしている)をしていている今作のPVのテンションと、あの頃の自分が重なって見えて、青春を感じまくってしまった。やはり、彼らは、ありとあらゆる青春の1ページを切り取る天才なのだと確信した。終始、前のめり全開に突っ走る“HOT HOT HOT!”も、ポップでキュートだけれどなんだか笑ってしまう、ウエディング・ソング“アンデスの街で”も、弾き語りのライヴトラックのようにすることで生々しさがエグい、超女々しいラブソング“こんな夜”も、どれもがこっ恥ずかしいんだけれど、愛おしくてたまらない。彼ら自身も気づかない程、常に変化し続けるバンド、サラバーズ。特に今作では、インディーズの頃のぶっきらぼうな青春感とは、少し違う「狙った青春感」を感じた。収録されている3曲の曲名を繋げ、タイトルにして恋愛3部作にしてしまうあたりにも、そんなことを思った。あの頃は無意識に表現できた青春感を、自分たちで作るコツを完全に掴んだ彼らは、あの頃よりも強大で、良い意味でタチが悪い。初期衝動が詰まった1st的なアルバムになると、古舘(Vo&Gt)が語っていた次のアルバムにも目が離せない。そういえば、聴き終わった直後、無意識に中学時代の仲間たちに「夏休み遊ぼ!」って連絡してたことに今気がついた。

Text by 青木優太(@yuta_LTD

スポンサーサイト

【レビュー】『今を生きて』/ ASIAN KUNG-FU GENERATION

今を生きるのは僕らだ

今を生きて(初回生産限定盤)(DVD付)今を生きて(初回生産限定盤)(DVD付)
(2013/02/20)
ASIAN KUNG-FU GENERATION

商品詳細を見る

今作は、生きることそれ自体が楽しくて嬉しくなっちゃうような生命のミドルナンバー。前作『ランドマーク』で繰り返し唱えていた「All right」の魔法は、全国ツアーを経て膨大に膨れ上がり、今作”今を生きて”で爆発した。まさに多幸感のダムが崩壊したかのようだ。メロディはキラキラと輝いているのに、なんだか切ない歌詞。聴き終えるとこの曲をぎゅっと抱きしめたくなったのは僕だけではないだろう。何気ない日常の喜びや悲しみの起伏が最高に愛おしく、大切にしなければならなのだと、そんな当たり前のことをリスナーに気づかせてくれる。彼らがデビューしたばかりの当時”ループ&ループ”で<積み上げた弱い魔法>は、もしかしたら、<数十年で消える>かもしれない。それでも、今を大切に生きよう。今を生きられるのは自分ただ一人だけなのだから。
また、今年、デビュー10周年というアニバーサリーイヤー迎えるアジカン。まだまだ彼らは進化し続けると、今作を聴いて確信した。9月に横浜スタジアムで行われる、ファン感謝祭&オールスター感謝祭が今から楽しみでならない。



Text by 青木優太(yuta_LTD

【レビュー】『Best Wishes』/ Ken Yokoyama

We Are Fuckin' One

Best WishesBest Wishes
(2012/11/21)
Ken Yokoyama

商品詳細を見る

やっと完成した。この国のパンクヒーロー、Ken Yokoyamaの5枚目のアルバム、"Best Wishes"。今作は、3.11の震災以降に制作されたものだ。震災以降、彼の活躍はめざましいものであった。AIR JAMの復活、それに伴うハイスタ再始動、告知なしで宮古市魚菜市場で行ったパワーストック、東北フリーライヴツアー、脱原発を訴えるNO NUKESへの出演など、彼は動き続けた。しかし、その一方で、初めて曲がすんなりと書けなくなってしまう。そこで、作曲に専念するため、ライヴ活動を一時停止し、これまでにはなかったテーマを決めてからの曲作りを始めた。そこで生まれた音楽たちを聴いて、もう音という次元を越えてしまっていると思った。音楽は魂になるのだと初めて実感した瞬間であった。今作は歌詞に込められている思いの強さが、これまでの作品とは比にならない。もはや別物だ。特に2曲目”You And I,Against The World"と5曲目”This Is Your Land"は震災の影響が生々しく感じられる2曲だ。悲しみや、怒りを感じ、どうしようもない気持ちを抱く僕たちに向けられた歌詞に注目して聴いて欲しい。きっと大きな力をもらえるだろう。あの日からこの国で戦い続けた彼だからこそ、届けられるメッセージが詰まっている今作。パンクというジャンルを遠ざけている人にも聴いて欲しい。このアルバムはどんな人の心にも届くから。

Text by 青木優太(yuta_LTD

【レビュー】『変身』 / チャットモンチー

きらきらひかる、むげんのかのうせい。


変身(初回生産限定盤)(DVD付)変身(初回生産限定盤)(DVD付)
(2012/10/10)
チャットモンチー

商品詳細を見る

 チャットモンチーは偉大だ。誰もが不可能だと、無意識のうちに決めつけていることを、平然と成し遂げてしまう。今年2月からこれまでに、5枚のシングルリリースし、常にファンをドキドキさせた。また、新曲ができればすぐにライブで試す。反応が良ければ採用していく。そんな常に攻めの姿勢で、彼女たちは猛スピードで成長してきた。
 今作『変身』は、ふたり体制になって初めてのアルバムである。言ってしまえば、新生チャットモンチーの1stである。初期衝動の塊とも思えるこのアルバムは、曲によって持つ楽器がばらばら。12曲、それぞれが様々なギミック加工。それでいて、いつものチャットモンチー色は全開だ。誰よりもバンドを楽しみ、苦悩し、格闘してきた彼女たちだからこそ、生まれた努力の結晶といえるアルバムだ。
 これからも彼女たちは、常に僕らに驚きを与え、わくわくさせてくれるであろう。こんな面白いバンド、誰も嫌いになんてなれない。

Text by 青木優太(@yuta_LTD

【レビュー】『夜の踊り子』 / サカナクション

サカナクションは今日もお茶の間を泳ぎ回る

夜の踊り子 (初回限定盤)夜の踊り子 (初回限定盤)
(2012/08/29)
サカナクション

商品詳細を見る


 誰もが待ちに待った7thシングル「夜の踊り子」。この楽曲は既にCMで使われていることから、誰しも一度は聴いたことがあるのではないだろうか。しかし、初めてCDを手にして聴いた人はまずこう思っただろう、「あれ?これ本当にCMの曲なのかな?」そう、CMで使われているサビまでにとても時間があるのだ。ここまで大胆な曲の構成にもかかわらず、どこか落ち着くダンスチューンになっている。
 また、カップリングの2曲も今後のサカナクションを予感するものとなっている。特に驚いたことは、今まで他のアーティストが手がけていたリミックス枠が、サカナクション自身の手によるものになっていることだ。
 初回限定盤にはバイノーラルレコーディングによるライブDVDが付属している。これがまた素晴らしい。今作は特殊なパッケージも含め、視覚以外にも大変楽しめる作品になっている。これからサカナクションがどういったアクションをするのか、今から楽しみで仕方がない。

Text by 青木 優太(Twitter@yuta_LTD

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。