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【企画】ぼくのわたしのルーツミュージック vol.16(汐碇隼人)

こんばんは。
この”ぼくのわたしのルーツミュージック”企画も今回で最終回です!!
最後まで僕たちにお付き合いよろしくお願いします!!




GO TO THE FUTURE/サカナクション

GO TO THE FUTUREGO TO THE FUTURE
(2007/05/09)
サカナクション

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 山口一郎(Vo&Gt)、岩寺基晴(Gt)、草刈愛美(Ba)、岡崎英美(Key)、江島啓一(Dr)の5人から成るサカナクション。彼らの音楽が僕の退屈な世界を変えてくれた。「マス」という大きな波の中を変わらずして変わる。そんな姿勢で外へと挑戦し続けるサカナクションの存在は、今や日本のロックシーンにとって欠かせないものとなっているに違いない。彼らの音楽の特徴は緻密に練られた楽曲構成と文学性の高い歌詞である。また、プロモーション戦略すら一つの表現と捉え、ミュージシャンとしての在り方をストイックに掘り下げていく彼らの音楽に対する姿勢は称讃に価する。そんな彼らのファーストアルバム『GO TO THE FUTURE』は僕にとっていつまでも色褪せることのない心の中の名盤の一つである。言葉を具現化させる音楽がそこにはある。生きている人間の誰しもが抱える将来に対する不安や表現しようのない孤独、心の殻に閉じこもり鬱屈とした日々を過ごす気持ちの深層に生々しくも優しく染み渡ってくる魂のアルバムだ。聴いたことのない人も耳にしたことのある人も是非ともしっかり味わって聴いて欲しい一枚である。もしかすると、あなたの心のアルバムの中の一枚になるかもしれない。
 また、山口一郎の当時のブログ『サカナクション一路のテクノクション語録』も僕の心に大きな影響を与えたものである。このブログの中には山口自身の日常と感情の起伏とが折り重なって地層のようになっており、音楽が生み出される以前の過程をも垣間見ることができるように感じる。
生み出された楽曲だけでなく音楽ができるまでの過程、一人の人間としてアーティストたちが抱える苦悩と喜びなどにも目を向け、音楽というものの新たな聴き方や奥行きを楽しむことの大切さを僕は彼らから教わった。

Text by 汐碇隼人(@agjhp1116




ここまで読んでくださった、読者のみなさんありがとうございました!
僕たちのルーツミュージックが、誰かのルーツミュージックになったらと思っています。

ここで次回予告。なんと、、、、、
12月は今年の年間ベストアルバム企画をします!乞うご期待!!!!!

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【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.15 (竹内夢乃)

こんばんは!
音小屋大阪企画、ミュージックルーツも残り二回となりました。
最後まで、じっくりとお楽しみください!




syrup16g/Syrup16g


Syrup16gSyrup16g
(2008/01/30)
Syrup 16g

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2008年3月1日、武道館公演にて、Syrup16gは解散した。しかし、私はこのアルバムに、いや、このアーティストに解散後、出会ってしまった。中学1年生の時、私がもともと好きであったBUMP OF CHICKENのボーカルである藤原氏がSyrup16gの「delayed」というアルバムに収録されている「水色の風」という楽曲のコーラスに参加していることを知り、初めてこの「Syrup16g」という何とも言い表せない不思議なバンドと対面した。今に生きる人々を励ますような、曲の力を借りて困難を乗り越え前へと進むことができるような、強い信念を持つ楽曲がこの世の中に溢れている中で、Syrup16gのフロントマンである五十嵐氏が描く詞やメロディが造り出す楽曲は、必ずしもそうではない。弱さを肯定して、生きていることに疑問や諦めを感じ、その気持ちを隠すことなく純粋に、歌詞、旋律として楽曲に命を吹きこむ。その生々しさがSyrup16gの最大の魅力であると言っても過言ではない。このバンドと出会った当時、私の目の前には歪んだ世界が無限に広がっていた。どうあがいても周囲に認めてもらえず、ただ呼吸をすることさえも苦痛で仕方なかった。そんな時、このバンドに出会い、励ますわけでも気持ちを前向きにさせてくれるわけでもなく、ただそこにいて、一緒に「弱いことは悪いことじゃない」と歌ってくれる。音楽にはそんな力もあったのかと驚き、そして惹かれた。長くなってしまったが、私のルーツである「syrup16g」というアルバムは、「弱さを肯定する」と共に、「生きていることは辛く苦しいことではあるけれど、優しい世界は確かに在る」と手探りでも前に進もうと努力し、今までのSyrup16gには無かった、バンドの「成長」という二文字がとても顕著に表れた作品なのではないか、と私は思う。失うことは悲しいけれど、忘れたわけじゃない。彼らの音楽とこれからも、共に生きてゆこう。


拝啓。皆さま/plenty

拝啓。皆さま拝啓。皆さま
(2009/10/21)
plenty

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Syrup16gが解散したあと、私は”Syrup16gのようなバンド”をいつもどこかで求めていた。そしてある時たまたま書店で手にしたROCKIN’ON JAPAN誌に記載されていた、「曖昧な歌詞、独特なボーカル、変則的なリズムで造り上げる繊細で衝動的な楽曲は、一度聴くと音から感情へと変わる」という山崎洋一郎氏の言葉を読んで、その瞬間はまだ楽曲と対面してはいなかったのだが、「これだ!」と思った。家に帰ってこのアルバムの収録曲である「東京」を聴いた。つぶやくように、曲との距離を推し量るように響くメロディ、世界に対する劣等感と自分の中にある不透明な感情がうまく混ざり合った詞、それをボーカル江沼氏の持つ中性的な声が歌いあげる。このアルバムには、その3つの要素がどの楽曲にも存在する。やっと、出会えた。彼らは、常に新しい世界を彼らなりのやり方で切り開いていっている。ゆっくりと、しかし確実に自分たちの音楽を築いていく姿にとても憧れる。Syrup16gを終わりから知ってしまった分、私は、plentyというバンドの「成長」をこの身でリアルタイムに感じていきたい。

Text by 竹内夢乃(@69Ymeme)




ミュージックルーツ最終回も、どうぞお楽しみに!

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.14(吉田紗柚季)

ルーツミュージック企画も終盤でしょうか。
皆さん何枚も書かれてますが、今回は1枚です。少数精鋭ということで…



スピッツ『三日月ロック』

三日月ロック三日月ロック
(2002/09/11)
スピッツ

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 2002年発売、通算10作目のオリジナルアルバム。現在も続く亀田誠治によるプロデュースはこの作品から始まる。
 イントロのスネアドラムのハードな乱れ打ちが鮮烈なロックチューン「エスカルゴ」、シューゲイザー的で耽美な世界観をもつ「ガーベラ」、スペイシーな浮遊感と哀愁をまとう打ち込み主体のダンスナンバー「ババロア」など、それまでのスピッツにはなかった新しい引き出しがふんだんに取り込まれた異色作といえる。この時期の草野マサムネの、深く甘い余韻をもったハスキーヴォイスも合わせて、この作品はまるで、土煙と花の匂いと宇宙空間の無機質な星の光が絶妙に混ざり合ったかのような手触りだ。このほの暗く少しざらついたタッチで描かれる世界の中では、「遥か」「旅の途中」のような“スピッツらしい”微熱感を含んだ曲もまた、プレーンでありながらエキゾチックな新しい魅力を放つ。
 今回のテーマはルーツミュージックなので、ここからはすこし個人的な話になる。筆者が高校生の時に特に衝撃を受けたのが、このアルバムの1曲目「夜を駆ける」だ。まず曲名が気に入ったこと、Youtubeにアップロードされていたライブ映像を見てなんとなく気に入ったことから、スピッツの他のアルバムと共にTSUTAYAで借りてきた。そして、その「なんとなく」はやがて、冒頭のピアノのフレーズ、歪みの効いたベースの刻み、ギターのフィードバック、ドラムのフィルイン一つ、そして歌詞、それら曲の中のすべてが綴る世界への、やりようのない憧憬に変わる。非現実的なほど美しい街灯りのきらめき、夜風に揺れる木立のざわめき、胸をギリギリと締め付けてたまらないほど静謐で儚い暗闇の中の恋の造形が、あまりにも心を捉えて離さないのだ。詞だけでもトラックだけでもない、曲のすべての要素が作り上げたひとつの物語が、猛烈に訴えかけてくる。そういう経験を、私はその時はじめて覚えた。私の場合は、このときに知った音楽への固執と情熱が、今の自分の生活の根底にいつも響いているように思う。自己紹介の記事ではいろいろな事を書いたが、大阪での音小屋に参加したのも、最終的にはそれをなるべくたくさんの人に味わって欲しいという、ただそれだけの理由だったかもしれない。

Text by 吉田 紗柚季 (Facebook, twitter:@Rougetsu12)




スピッツ / 遥か


スピッツ / 水色の街

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.13(倉成祥子)

こんばんは。倉成です。
自己紹介以来の登場、ご無沙汰しております。
ルーツミュージック企画もいよいよ終盤にさしかかってまいりました。





musiQmusiQ
(2004/12/01)
ORANGE RANGE

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「musiQ」(ORANGE RANGE)

初めて好きになったバンドは、ORANGE RANGEだったような気がする。「ロコローション」、「以心電信」、「ZUNG ZUNG FUNKY MUSIC」はCMソング、「ミチシルベ」はドラマ主題歌、「花」は映画主題歌、と、中学生の私にとって、ORANGE RANGEの音楽は常に身近にあった。「musiQ」は、ひとことで言うと、“盛りだくさん”なアルバム。収録されている19曲すべてが全く違う色をしていて、そのどれもがORANGE RANGEらしい。名曲揃いのアルバムのなかで当時最も名曲だと感じていたのは「SP Thanx」。今でも、ふとした瞬間に「導きたる明日への光~」という歌詞とメロディが頭の中で流れる。




サルビアのつぼみサルビアのつぼみ
(2006/01/18)
HOME MADE 家族、槇原敬之 他

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「サルビアのつぼみ/You’ll be alright with 槇原敬之」(HOME MADE 家族)

父が運転する車の中ではたいてい、ラジオがついている。たいていは地元の地方局である。そこで流れている曲を、聴きながら口ずさんでいることもあれば、聞き流していることもある。
「サルビアのつぼみ」を、最初のうちは何の気なしに聞き流していた。しかし、何度も耳にするうちに、知らぬ間に頭の中にこの曲が流れるようになっていた。おそらく、当時のヘビーローテーションか何かであったのだろう。思い返せば何度も聞いているのに、アーティスト名もタイトルも知らなかった。そのことに気がついた日、初めて集中してラジオに耳を傾けた。
 小学校の理科の授業の一環で育てた馴染みの深いサルビアという花の名前が歌詞で多用されていたことや、力強くも美しく歌われていたことが、なんとなくこの曲に惹かれたことの理由であるように、今は思っている。




ユグドラシルユグドラシル
(2004/08/25)
BUMP OF CHICKEN

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「ユグドラシル」(BUMP OF CHICKEN)

 既にこの企画で何人ものメンバーが挙げているBUMP OF CHICKEN。私にとっても特別な存在である。
 中学生の頃、兄弟が友人から借りて来たCD聴いているのを偶然耳にしたのが、BUMPとの出会いだった。隣の部屋から聞こえてくる曲の中で、とりわけ気になったのは、「車輪の唄」。歌詞、メロディ、そのひとつひとつがやさしく響いた。今でも、新幹線乗り場で入場券を購入するときには、すこしどきどきする。
 人生で初めてチケットを購入してライブを観に行ったのも、BUMP OF CHICKEN。アリーナツアー、ホームシップ衛星にて生の歌声・生の演奏に触れ、まさに夢心地だった。この時間がいつまでも続けば、と何度も思ったことは今でも覚えている。
 BUMP OF CHICKENへの思いやエピソードはもっともっと続けたいのだが、書けば書くほど次から次へ溢れてきていつまでも終わらない気がするので、中途半端ながら今回はここでやめておく。





次回もお楽しみに!!!

【企画】ぼくのわたしのルーツミュージックvol.12(原 なつの)


こんばんは。今日のルーツミュージックを担当する原です。
今日は勤労感謝の日でしたね。
毎日働いている皆さま、いつもお疲れ様です。

今回のルーツミュージックは、少し違った視点で書き上げました。
今まで一つも出てこなかった、アニメ作品!
皆さまのルーツミュージックを考えるきっかけになれば、と思います。


音楽の原点
Tom and Jerry & Tex Avery Too!Vol.1:The 1950sTom and Jerry & Tex Avery Too!Vol.1:The 1950s
(2010/05/15)
スコット・ブラッドリー

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トムとジェリー/スコット・ブラッドリー

ルーツミュージックと言っても、一瞬で「これ!」という作品が出てこないほど、私はこれまで色々な音楽に出会ってきた。それはこれを読んでる人も、書いてるメンバーも、同じことだと思う。

The BeatlesとOasisの大ファンである父と、Led ZeppelinとPaul Youngの大ファンである母の間に生まれた私は、当然ながら毎日のように洋楽を聴かされていた……わけでもなく、わりと自分が好きな音楽を聴かせてもらっていた。

ポケモンのCDもたくさん買ったし、
ジャニーズのCDもたくさん買った。

「そんな私のルーツミュージックってなんなんだろう?」と考えた時、とある一つの音楽を思い出した。


こどもの頃毎日観ていたアメリカのアニメ番組「トムとジェリー」のBGM。それも初期のトムとジェリーだ。トムとジェリーといえば、猫が鼠を追いかける代表的なアニメなのだが、その背景には、ロックからクラシック、ジャズ、ロックンロール……様々な音楽が詰まっていた。有名な曲をアレンジしているものから、オリジナルの曲まで、幅広かった。
アニメだからと言って、BGMが粗末に扱われていることは決してない。映像に合った音楽が、素晴らしいオーケストラによって演奏されていたのだ。
映像と共に流れる愛らしい音楽は、幼い自分の耳に焼き付いて離れなかった。
20年経った今でも、映像と共に音楽が流れてくるほどだ。

ルーツというには、あまりにも原点すぎる気がするが、あの時にトムとジェリーのあの音楽を聴いていたから、知らぬ間に音楽がもたらす力を感じていたのだと思う。
母曰く、何をするにしても音楽に敏感だったこどもだったという。
それはきっと、トムとジェリーのあの音楽のおかげなんだろう。
トムがギターを持てばロックンロールが流れ、コントラバスを持てばジャズが流れる。DJをすればクラブミュージックも流れる。今思えばこどもの頃は、テレビがライブハウスだったのかもしれない。




時を越えて感じる音楽
ユグドラシルユグドラシル
(2004/08/25)
BUMP OF CHICKEN

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ユグドラシル/BUMP OF CHICKEN

そんな私もすくすくと育ち、16歳の時に一枚のアルバムと出逢った。
それは、BUMP OF CHICKENのユグドラシル。
偶然見たスペースシャワーTVで流れていた同バンドの「supernova」が頭から離れず、
TSUTAYAで借りたのがキッカケだ。
それまでロックバンドの音楽というものをあまり聴いたことがなかった私にとって、
ユグドラシルの一曲一曲は、まさに衝撃的だった。高校生という多感な時期に抱える悩みを、バンプは音楽という形で代弁してくれていたからだ。
その時に自分が欲している言葉、でも誰も言ってくれない言葉をさらりと言い放つバンプは、自分にとって本当に理想的なバンドだったのだ。バンドのサウンドを聴いたのもバンプが初めてだったので、洋楽を聴いているようで何もかもが新鮮だったのを覚えている。
歌詞だけでなく、サウンドも非常に気に入っていた。
ユグドラシルは、一曲一曲の個性がとても豊か。しかし、不思議と曲同士がお互いに認め合っている気がして、絶妙なバランスで成り立っている。
そんな聴きやすさも持ち合わせている作品だ。

高校生時代の登下校中に、何度も聴いていたユグドラシル。
今聴いてみると、高校生の時には分からなかったこと、分かったつもりでいたことが
じわじわと理解できてくる。
アルバムを通して、自分の内面の変化に気付くのは、
後にも先にも、バンプだけだろう。10年後にユグドラシルを聴くのが楽しみだ。



明日も休日、明後日も休日!(いいなぁ。笑)
皆さん、良い休日をお過ごし下さいね~。


text by 原 なつの(@natsu_notty)

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