先日、梅雨入りが発表されたものの全然雨が降らないですね・・・。
台風もどこかに行ってしまったし。雨が大好きなので寂しです。
個人的に、梅雨の時期は一年で一番、じっくり音楽を聴く季節です。
今夜は、そんな梅雨に聴きたい曲を紹介したいと思います!
暑くて暑くて寝付けないのみなさん、お付き合いよろしくお願いします(笑)
21世紀の日照りの都に雨が降る/cero(『WORLD RECORD』収録)
梅雨の季節のはずなのに雨が全然降らないときに聴きたい1曲。以前から彼らの楽曲は雨の匂いを感じるものが多いと感じていた。先日初めてライヴを観て、この曲を演奏するメンバーがまるで雨の妖精のようにみえ、それは間違いじゃなかったのだと確信した。子供の頃から馴染みの深い童謡"あめふり"の歌詞の一部が引用されているところも大好きなポイントだ。なんだか口ずさんでいたら、見兼ねた神様が雨を降らしてくれそうだ。
東京スカパラダイスオーケストラ/Routine Melodies(『PARADISE BLUE』収録)
傘をさしながら優雅にお散歩したい気分のときにピッタリな1曲。イントロの電子音が雨のポツポツ音を連想させ、すべての生き物が「恵みの雨だ〜!」と雨のダンスをしながら街をパレードしちゃうような合唱とホーン隊の掛け合い。そんなハッピーなイメージに溢れている。スカパラの曲はどんな気分、どんな状況でも楽しむことができてしまう不思議なパワーがある。雨が嫌で引きこもってるそこのキミ!雨の日はわくわくがいっぱい待ってるよ!どんな日も楽しまなきゃ!
あじさい通り / スピッツ(『ハチミツ』収録)
しとしととした雨が降っている朝に歩きながら聴きたい1曲。〈だから / この雨上がれ / あの娘の頬を照らせ / ほら〉と、切ない片想いが描かれている。イントロのシンセサイザーとベースの絡み合いが、雨の日の気怠い気持ちにぴったりなんだけれども、決して足取りが重くなるわけでもなく、傘をさしながらゆっくり歩くのには丁度良い。歌詞の情景、草野マサムネの声も相まって、雨の日の景色が普段よりも更に儚く美しく見える。
気象予報士の憂鬱 / パスピエ(『ONOMIMONO』収録)
雨が降って憂鬱な気持ちの時に聴きたい1曲。ピアノが美しいスローテンポな序盤から徐々にテンポアップ、その後のハイテンションのサビといった怒涛の展開を聴いていると、どんどん気持ちが晴れやかになっていく。最後の〈また会えるかな〉の大胡田なつきの伸びやかな声で雨の日の憂鬱はどこかにとんでいってしまうような気がする。
※動画が見つかりませんでした。
雷雨決行/ザ・クロマニヨンズ(『ACE ROCKER』収録)
梅雨というよりも豪雨の日に聴きたい1曲。激しい雷鳴のようなイントロから始まり<夢が俺たちを見張ってる>という名フレーズの登場するクロマニヨンズの名曲中の名曲。梅雨の時期だけでなく、何かもやもやしたときにも聴いているのだが、彼らのロックンロールが味方になってくれる気がしてどんな状況も楽しめてしまう。この曲を聴きながら、雷が鳴り続ける土砂降りの中、傘もささずに突っ走りたい。あぁ、今度の台風の時にやろうかな!
Suddenly / Predawn(『手のなかの鳥』収録)
雨が降っている夜に聴きたい1曲。1stミニアルバム『手のなかの鳥』収録。ギターのアルペジオがどこか雨音のような心地良いリズムを刻む。私の場合、雨の日はよく眠れるのだけれども、寝る前にこの曲を聴くとそっと寄り添ってくれているようで、ただ単に安眠できるだけじゃなくて良い夢が見れそうな気がしてくる。この曲だけじゃなくて、アルバム全体を通して、雨の日の夜のお供にぴったりだと思います。
あなたの雨の日にぴったりな曲は何ですか?
Text by 青木優太&須藤千尋
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